冬は暖かく・夏は涼しいウール100%敷布団のご紹介。
ウール100%の敷布団は吸湿性に優れ、あなたが寝ている間にかく汗をしっかりと吸収してくれます。
有史以前より防寒の毛皮として使用され、繊維の王様と言われる羊毛を用いた敷布団はあなたの熟睡を
サポートしてくれるでしょう。
今回は‘冬は暖かく・夏はムレない’そんな理想的な羊毛100%の敷布団の製造工程をご紹介します。
工程1._ウール原料の開毛
仕入段階の羊毛は300キロの重さに圧縮されて工場に届きます。羊毛原料の加工前の状態です。
*原料はフランス産のリムザンウールを使用しています。フランスの豊穣で広大な大地によって
育てられたリムザンウールはカサ高性・吸湿性・放湿性に優れています。
①開毛クリーナー:まずは圧縮されたウールをほぐす工程から始まります。左の写真です。
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②ウールビン: カード機に通す前に水分を与えることによりウール繊維が傷みにくくなります。
(散髪前の霧吹きと同じようなものとお考えください。写真は右です。)
*この段階で粗いゴミを取り除くことができます。
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③カード機:ウールをふかふかのわた状に成形します。
*この段階で細かいゴミを取り除きます
*さらに金属検出装置制御盤によって万一の金属片の混入を未然に防ぎます。
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④スチーム&ドライ
カードを通過しわた状になったウールにスチーム(蒸気)を与えてドライ(乾燥)させることによって、
ウール独特にクリンプ(ちぢれ)が著しく回復し、ウール本来の弾力性が増し、カサ高性が生れます。
また、ウールならでは吸湿性・放湿性の機能が向上します。
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⑤スリッター・原料完成
形成成された羊毛を製品サイズ(シングル・ダブルサイズ)に合わせてカットし
羊毛100%・天然ウール原料が完成します。
ふかふか・もふもふのウール100%わたの完成です。
工程2._中材・付加シートの選定
①中材:ウレタン、吸汗性ポリエステル固綿、シリコンタイプポリエステル固綿、ウール固綿
シリコンタイプポリエステル:独特の弾力性があり、ふわっと体を支えます!
やわらかめがお好みの方にオススメの素材です!
ウレタン:体圧分散性に優れ凸凹が体を支えます!
ウール固綿:吸湿性・とにかくウール100%が一番!そんな人にオススメです!
吸汗性ポリエステル:硬めが好みの方にオススメの素材です!
②付加シート:キャメルシート、ハニカムメッシュシート、
*ウール100%の敷布団にキャメルシートを重ねることで保温性が増した敷布団に仕上がります。
*ウール100%の敷布団にハニカムメッシュを重ねることでより吸湿性が増した敷布団に仕上がります。
工程3._生地・サイズ・キルトの選定
①生地の選定はHPの~製品一覧~を参考にご覧ください。豊富な種類の生地をご用意しております。
②サイズはシングルサイズ(100×210)・セミダブルサイズ(120×210)・ダブルサイズ(140×210)・クィーンサイズ(160×210)・キングサイズ(180×210)のフルサイズの製造が可能です。詳しくは、~羽毛布団・ベッド(敷き布団)の大きさ・サイズ一覧~の記事を参考にご覧ください。
③キルティングの種類は下のキルトからお選びいただけます。
etc….
工程4._生地・羊毛・中材・付加シートの重ね工程
①不織布の貼り ②腰の部分に補強シートを重ねる
③中材を重ねる ④工程1で作成した羊毛100%を重ねる
⑤お好みの生地を重ねる ⑥準備完了→コンフォータへ
工程5._コンフォータ加工
フレームに重ねた素材(生地・中材・付加シート)をコンフォータミシンを用いてキルトティング加工を
施す工程になります。フレームの大きさを変えることでシングルサイズ~キングサイズまでの対応が可能です。
*キングサイズよりも大きいサイズの敷布団の製造も可能ですのでご相談下さい。
工程6._ヘム加工
ヘム加工はお好みの生地に合わせた共ヘムをご用意しておりますので、ヘム加工後の見た目がきれいに仕上がります。
*ヘム加工に使用するミシンには特殊なラッパと連動ベルトがついています。
工程7._検品、付属、バッグ、完成
ヘム加工の後に検品を行い、付属(カード類)を付けたのちに専用のバッグへ入れて出荷されます。
~冬は暖かく、夏にはムレない・自然の天然エアコン・ウール100%の敷布団~
是非一度お試し下さいませ。