1‘気持ちいい’お布団を作るための生地へのこだわり

生地

新しい羽毛布団ができるにはまず生地を選ぶところから始まります。
生地を決める要素となるのは生地組成と柄になります。
柄は絵描き士さんの描いた何百という図案から選別、厳選し、配色調整の後オリジナルの柄として採用します。

生地組成とは、どんな素材（綿・ポリエステル・絹・テンセル）の糸をどのような密度で織り込むかということですが、この組成によって生地の風合いや肌触りが決まります。Matsuyamaでは主に綿で紡がれた細い糸をしなやかに織り込んだ良質な生地を使用しております。

生地の管理

縫製工場では生地の変色や劣化から守るために様々な工夫がされております。また、‘ものを大切につかう’日本で育まれたそんな気質が生産現場にも浸透し、生地を無駄なく効率よく使うという長年の経験が生産を支えています。

生地の縫製

一枚の生地が布団の形になるための加工工程です。
布団の形になるには表の生地と裏の生地の間に仕切りを作りながら縫いあわせることで羽毛の入る空間を作り出していきます。この工程は複雑な作業と細かな技術が必要なため職人がミシンを踏み一枚一枚仕上げていきます。

2‘軽くて、暖かい’お布団を作るための羽毛へのこだわり

羽毛DOWN

かるくて暖かい布団を作るために厳選した羽毛を用意しております。
寒い地域で自らの体を温めるために発達した水鳥の羽毛は弾力性・保温性に優れています。
自然からの贈り物に感謝し、それに恥じない立派な布団を仕立てることに日々努力をしております。
澄んだ空気と綺麗な水の中で育まれた水鳥の羽毛をご用意しております。
フランス産French　ポーランド産Polish　ハンガリー産Hungry シベリア産Siberian
様々なブランド羽毛をご用意いたしております

自然の中で育まれる天然素材であるため、企画の変更や取扱いが困難になることがございます。ご了承ください。

管理・パワーアップ

高価な資材であるために数ｇ単位、0.1％の単位で管理を徹底しています。

パワーアップ

羽毛を最高の状態にする工程
季節、温度・湿度などの要因で羽毛はさまざまに変化します。膨らんだり、しぼんだり、極度に乾燥すると静電気を帯び、湿度が高いと重量が重くなります。そのため、その日の温度・湿度に応じて日々変化する羽毛を最高のコンディションにする必要があります。その作業がパワーアップになります。熱加減と水分加減を巧みに調整する技術は数％単位で管理しております。このため、一年を通じて羽毛を最高の状態で出荷することが可能になりました。長年積み重ねた経験と技術がお客様の‘暖かいなあ’というお言葉になるようにMatsuyamaは羽毛へのこだわりを追及し続けます。

3 投入・検査　妥協なき仕上げのこだわり

投入

側生地に羽毛を投入していきます。
‘ものづくり’への思いが形になる瞬間です。
‘気持ちいい肌触り’へのこだわりを追及する縫製部門と‘軽くて、暖かい’へのこだわりを追及する羽毛部門との思いが重なり製品となります。私たちにとっては、ものづくりにおける喜びの瞬間です。このようにものが生まれる瞬間の喜びがあるからこそものづくりを続けます。

検査・仕上げ　製品を商品へと変える

4 ムレない敷布団　ウール100％　吸湿性・放湿性へのこだわり

羊毛 WOOL

羊毛は‘繊維の王様’と呼ばれる有史以前から使われていた歴史の長い万能な原料です。
その特徴は吸湿性・放湿性・保温性・弾力性が優れており、敷布団の原料として使用するには最適な素材です。
暑い夏には汗や湿気をたっぷりと吸収して寝床を爽快に維持し、冬には寝床をほかほかに保ってくれます。
Matsuyamaの製品は寝床内環境の湿度を十分にコントロールするためにウール100％の原料を使用しています。

ウールパッド、2in1敷布団はウール100％の製品となっております。

Matsuyamaはお客様のため、想いを込めて製造しております。

また190年の歴史に恥じぬよう、これからもお客様に喜ばれるよう社員一同ものづくりに対して真摯に向かい続けていく所存です。